ショーの6度目の結婚はガードナーへの平手打ちだった
ガードナーに続き、ショウはキャスリン・ウィンザーという小説家と交際を始め、2人は1946年に結婚した。ウィンザーは1944年に発表したデビュー作『フォーエバー・アンバー』で一躍脚光を浴びたが、その性的な内容が物議を醸し、14の州でポルノだという理由で出版が禁止されたほどだった。ウィンザーはショーに匹敵する知性の持ち主であり、二人は適任だった。というのも、彼女は『フォーエヴァー・アンバー』を発表直後に読み、ショウは彼女を「こんなくだらない作品を読んでいるのか」と非難したからだ。おそらくガードナーは、ショーとウィンザーのロマンスがわずか数年で終わり、ウィンザーが彼女の弁護士と結婚すると知って安心したのだろう。

ショーの6度目の結婚はガードナーへの平手打ちだった
ガードナー、キラーズでついにブレイクをつかむ
エヴァ・ガードナーの若い頃は、人間関係がうまくいかず、質の低い役ばかりで苦労した。しかし、ロバート・シオドマク監督が彼女を見て、彼のノワール映画『殺し屋たち』のファム・ファタールに最適だと判断し、大ブレイクを果たした。この映画はユニバーサルが制作していたが、シオドマクがMGMと契約するよう説得し、ガードナーを貸し出すことになった。アーネスト・ヘミングウェイの短編小説を原作としたこの映画は大ヒットし、批評家たちから賞賛を浴び、数々の賞を受賞し、ジャンルの古典となった。エヴァ・ガードナーは比較的無名の女優で、有名な男性と付き合ったことだけが取り柄だったのが、ほとんど一夜にしてスターになったのだ。

ガードナーは『キラーズ』でついにブレイクを果たす
